不動産営業と聞くと 多くの人が思い浮かべるのは 新築マンションや戸建ての売買仲介かもしれません。 ただ、実際にはそれ以外にも 働く場所も 扱う物件も 大きく異なる 選択肢があります。
扱う物件、顧客の性質、報酬体系、勤務時間。 これらは タイプによって 実に幅広く変わります。 ここでは 主要な5つのタイプを、 それぞれの特徴として整理しました。 "どれが良い/悪い" ではなく、 "何が違うのか" を見比べる資料として使ってください。
1. 売買営業
- 現場
- 新築マンション・戸建て・中古物件を扱う仲介会社
- 主な業務
- 物件提案・内見同行・価格交渉・契約締結までを一貫して担当
- 勤務スタイル
- 土日祝が繁忙期、平日休みが多い。夜間の商談も
- 活かせる強み
- クロージング力・数字目標へのコミット・インセンティブでの高収入
2. 専門営業(投資・相続・法人)
- 現場
- 投資用不動産・相続対策・法人向け仲介の専門会社
- 主な業務
- 税務・法規・利回り試算を含めた提案、複数物件の組み立て
- 勤務スタイル
- 平日中心。夜間の相談会もあり
- 活かせる強み
- 宅建士・FP・不動産コンサルタント資格 との掛け算で単価
3. 賃貸仲介・管理(安定型)
- 現場
- 賃貸仲介会社・不動産管理会社
- 主な業務
- 入居者募集・内見案内・契約更新・オーナー対応
- 勤務スタイル
- 土日繁忙・平日休みだが 勤務時間は比較的規則的
- 活かせる強み
- 長期顧客との関係構築・複数物件の管理・地元密着型の信頼
4. 独立志向
- 現場
- 独立系仲介・小規模不動産会社・自身の起業
- 主な業務
- 営業から契約書作成まで一人で回す、顧客のリピート・紹介中心
- 勤務スタイル
- フレキシブル。ただし成果はダイレクトに反映
- 活かせる強み
- 経営視点・多面的な実務スキル・自分の顧客ネットワーク
5. 契約管理・バックオフィス
- 現場
- 大手不動産会社の契約管理部門・アシスタント業務
- 主な業務
- 重要事項説明書・契約書類の作成、営業サポート
- 勤務スタイル
- 平日日勤・土日休みが取りやすい
- 活かせる強み
- 正確な書類作成・法令知識・営業チームを支える力
資格の掛け算 という もう一つの軸
上記の5つは "働く場所・領域" による分類ですが、 それに加えて "資格の掛け算" が キャリアの軸になります。 宅建士(宅地建物取引士)は 不動産営業の基礎資格ですが、 そこに FP(ファイナンシャルプランナー)や 不動産コンサルティングマスターを 重ねると、扱える提案の幅が大きく広がります。
例えば FP × 宅建 の組み合わせは 相続対策・投資用不動産の提案で 発揮されます。 管理業務主任者 × 宅建 は 賃貸管理系での強みになります。 働くタイプを選ぶだけでなく、"何を積むか" も 長期のキャリアを組み立てる軸です。
自分に合うタイプを整理する
5つのうち、どれが自分に合うかは、 価値観や 生活の重心をどこに置きたいかで決まります。 「インセンティブで大きく稼ぎたいのか、 安定した月給ベースで長く続けたいのか」 「一人で判断して動きたいのか、 チームで組織的に動きたいのか」 — こういう問いを 自分の状況と照らし合わせるのが 出発点になります。
5問30秒で 自分のタイプを整理する適性診断も用意しています。
職種データを詳しく見る
不動産営業の平均年収・都道府県別の年収差・経験年数別の推移を 厚労省の統計データで一覧できます。
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